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2022/05/11
2021年3月6日(土)~5月5日(水・祝)の期間、南相馬市博物館にて
企画展『南相馬の震災10年』が開催中です。
生活が一変したあの日から10年をむかえます。
これまでどのような震災復興への道を歩んできたのか、展示されている資料から振り返ることができます。
博物館のエントランスには、津波の被害を受けた松林について、その流木の展示のほか、
震災を経験した方々のインタビュー内容が記されていました。
また、地元の言葉で震災の記憶を伝えている『おらほの碑』。
現代美術家の岡部昌生(おかべ まさお)氏が津波で破損した建造物等に『フロッタージュ手法』という方法を用いて制作した巨大な展示物がありました。
作品の要所要所には、実際に岡部氏が地元住民の立会いのもと、津波の掘り起こしていることがうかがえる記述が。
津波の力がどんなものなのかを記している部分もあるので、ぜひ現物をご覧ください。
(南相馬市博物館より許可をいただき撮影しています)
さらにその奥では、華道家の片桐功敦(かたぎり あつのぶ)氏が被災地の一日も早い再生への祈りを込めて活けた花の写真が展示されていました。写真越しで見てもとても美しい作品だなと思いました。
展示ブースへと続く廊下には、南相馬市に点在する震災慰霊碑等の分布図が写真とともにパネルで紹介されています。
確認できただけで21か所あるようですね。慰霊碑に立ち寄り、想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
相双ゆたどさ:南相馬市博物館 特別展「SACRIFICE ―眠る地層にささげる花」(2015.11.04:掲載)
展示ブースは常設展示スペースの奥にあります。
震災からの10年間、震災当事者がどのような取り組みを経て復興をしてきたのかが、
写真や展示物と組み合わさって紹介されています。
個人的に記憶に残っているのは、津波の力によって折れ曲がった標識や電柱などが展示されていたことです。
これらは震災発生当時、様々な所で皆さんも目にしたのではないでしょうか。
津波の恐ろしさがとても伝わるものだと思います。
展示物はガラス面越しに見るものもあるのですが、このガラス面にも震災を経験した人々のインタビュー内容などが貼ってあるのです。結構、あぁわかるな。というような気持ちになるものもありました。
このほか、津波被害を受けたJR東日本常磐線の全線運転再開の変遷や、南相馬市で市民に近い距離で情報を発信し続けていたラジオ局の活躍など…震災発生当時からこれまでの10年間を振り返り、あるいは新たに知ることができる内容となっています。
開催期間は、2021年3月6日(土)~5月5日(水・祝)まで。
ぜひお越しください。
※会場では、展示企画で伝えきれなかった情報や活動などが記された『東日本大震災記録誌』(南相馬市発行)も読むことができます。展示期間中は、博物館受付で購入もできるので、気になった方はぜひ。
その他イベント詳細はコチラをご覧ください。↓
https://sosobureau.yumesoso.jp/archives/24692
(南相馬市博物館より許可をいただき撮影しています)
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南相馬市博物館 特別展示『南相馬の震災10年』
期間:2021年3月6日(土)~5月5日(水・祝)
場所:南相馬市博物館/住所:〒975-0051 福島県南相馬市原町区牛来出口194(地図はコチラ)
電話:0244-23-6421
観覧料:一般400(350)円/高校生200(150)円/小中学生100(80)円 ※()内は20人以上の団体
開館時間:9:00~16:45(最終入館は16:00まで)※毎週月曜日休館
web:https://www.city.minamisoma.lg.jp/portal/culture/museum/
facebook:https://www.facebook.com/minamisomashihaku/
twitter:https://twitter.com/minamisomamuse
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