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2022/07/19
2022/06/09
2020/07/30
2019/11/01
2022/08/09
国の指定重要無形民俗文化財『相馬野馬追』。
新型コロナウイルスの流行から、令和2(2020)年、令和3(2021)年と
関係者のみで御神事だけが執り行われた縮小野馬追でしたが
3年ぶりの通常開催となりました。
7月23日から幕が開けるのを前に、相馬市の相馬中村神社では前日の7月22日に相馬言胤(としたね)公の元服式、および初陣安全祈願祭と出陣祝いの宴が開かれました。
天候は雨模様。
静かに降る雨音が境内に響きます。
騎馬武者たちが整列し、その間から相馬言胤公が凛々しい面持ちで境内へと姿を現しました。
まだ14歳(数えで15歳)という若さにもかかわらず、凛とした佇まいで歩みを進める言胤公は、そのまま相馬中村神社の鳥居の前で一礼し、本殿へと続く階段をあがっていき、宮司さんたちとともに中へ入っていきました。
しばらくして、本殿より出てきた言胤公とその一行。
階段を下り、設営された本陣中央へと進みます。
(雨あしが強まってきたこともあって、総大将は本陣をテントへ移動しています。)
新たな総大将のもとに集った騎馬武者や観客を前に、立派な訓示を披露される言胤公。
年齢相応の幼さを感じる声ですが、その裏には言葉の一句一句に込められた覇気が感じられます。
訓示の披露を終わると、会場からは盛大な拍手が上がりました。
その後、初陣となる今回の野馬追を安全に進められるよう、そして無事に出陣できることを祝う宴がはじまります。
祝いの宴では、火縄銃の実演奉納や法螺貝の演奏、騎馬武者たちが相馬流山の歌を歌うなどの行事が行われました。法螺貝の音は、相馬野馬追を知る相双地域の方々にとっては馴染みのある音ですよね。
雨の中でも音色がしっかり響いていました。
火縄銃は間近で撃っている場面を始めて見たので、その大きな発射音と鳴り響く音に驚きました。
写真では撮っていませんでしたが、時折、周囲の武者などと笑顔で言葉を交わす場面も見られ、とても微笑ましく思いました。
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相馬野馬追執行委員会
電話:0244-22-3064、0244-24-5263
FAX :0244-22-3100
WEB :https://soma-nomaoi.jp/
相馬中村神社
住所:〒976-0042 福島県相馬市中村北町140(地図)
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