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2022/12/28
2023/02/02
南相馬市小高区でハンドメイドのガラスアクセサリー製品を制作している「アトリエiriser-イリゼ-」にやってまいりました。
1921年創業の耐熱ガラスメーカーHARIO社が、職人技術継承のために立ち上げたガラスアクセサリーブランド『HARIOランプワークファクトリー』の生産拠点のひとつとして、若者が「やってみたい」と思える魅力的な仕事をつくることを目的に、2015年8月に設立されました。
その後2019年3月に、女性職人たちの想いをダイレクトに届けるブランド『アトリエiriser-イリゼ-』に名称をリニューアルしています。
実は過去にも新商品と実際に職人の皆さんがガラス加工をしている工房の取材をさせていただいたことがあります。
そちらの記事もご覧ください。
相双ゆたどさ -『【南相馬市】ガラス職人として、想いを届ける。「アトリエiriser」』
URL:https://yumesoso.jp/yutadosa/archives/22766.html
今回は、台湾から福島へ移住した職人さんが、コロナ禍に届けたい想いをデザインしたというハンドメイドガラスアクセサリーの新製品「ichi」シリーズについてお話を聞いてきました。
「ichi」とは「自信がもてる、気持ちが強くなる」をテーマにしたガラスアクセサリーのことで、
その日の服装や気分によって3wayで楽しめるチョーカー型のネックレスと、2タイプのデザインから選べるピアス・イヤリングがラインナップされています。
フロストタイプのものは、期間限定での販売だそうです。
新商品の詳細はコチラ↓
アトリエiriser-イリゼ-『新商品『ichi』シリーズを販売開始しました』
URL:https://iriser.owb.jp/news/20221117_1/
実際に商品を見させていただきました。
ネックレスは、クリアガラスとサンドブラスト加工が施されたガラスのセット。それぞれ光に当てたり肌の上から合わせて見るとまた違った印象を与えてくれます。
個人的におもしろいと思ったのは、ネックレスの付け外しをする部分であるボールキャッチが取り外し可能な点です。
この位置などを調整することで、服装に合わせたスタイルに変えることができます。
もう一つのピアス・イヤリングは2種類のラインナップ。
クリアガラスとサンドブラスト加工されたガラス(商品名:フロスト)ですが、フロストの方は”2022年12月末まで”の限定販売となっています。
ネックレスとピアス・イヤリングを一緒に使用するのもオススメだそうです。
ガラスの色合いがとても落ち着いているため、様々なファッションスタイルにマッチするのではないかと思いました。
そんな新商品『ichi』シリーズ、どういった背景で開発されたのでしょうか。
それはとある職人向けに行われたコンペがキッカケでした。
iriserさんは、ブランド名をリニューアルし、職人たちの想いを地元内外へ発信していくための一歩として、
東日本大震災で被災し人口減少が大きかった南相馬市小高区で、日々がんばっている人たちの応援をしたいという思いから「明日の自分を作る」という大きなテーマを掲げてこれまで新商品の開発・発表を行ってきました。
第一弾は『可能性』をテーマにした新商品を発表。それから約半年、第2弾として今回の『自信』をテーマにしたコンペを在籍する職人さん向けに実施し、選考の末、本商品が発表されました。
本商品の制作を担当したのはガラス職人の平鎧茹(ピン・カイル)さん。
台湾出身で中学高校時代に家族で日本へ旅行した時にガラス製品のすばらしさを知り、その後、日本へと留学。
富山県の富山ガラス造形研究所というところでガラス加工技術を学び、2022年4月から南相馬市小高区に移住してiriserのガラス作家として活動されています。
平さんに開発にあたってどういった流れがあったのか、また大変だったことを尋ねると、コンペで提示されたテーマに込められた意味などを理解することがまず最初の難関だったとのことです。
日本語以外となると確かに大変だと思いますね。
文化や価値観の異なる国で、自分と向き合いながら新たな自身のアイデンティティを捉えなおす経験をしてきたという平さん。
「ichi」は、「知識・感情・意志の調和のとれた人」という意味を持つ中国の心理学に出てくる言葉で『全人』をモチーフにしたということで、さらに調和の取れた数字として「1」の形で表現したデザインだそうです。
たしかにデザインを見てみると数字の「1」ですよね。なるほど、となりました。
くわえて、中国に古くから伝わる『太陰太極図』。陰と陽を併せ持つ黒と白の紋様です。
皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか。
この太陰太極図のように、今回の新商品にも色の明暗があり、クリアとフロストで陰陽も表現しつつ、人の心の内にある光と影の両方をも表現していると平さんは話されていました。
アクセサリーの中に、これほどたくさんの意味が込められていることに驚きを隠せません。
また、平さんは今回の新商品がイリゼに入って初めてのデザインとのこと。
商品デザインだけでなく、なんと商材撮影から協力してくれるモデルの方を探すところまでご自身で行ったそうです!
まさに「可能性」を伸ばし、様々な経験を通して「自信」をつけるテーマ通りで驚きました。
商品コンセプトも自身のものなのでより撮影イメージもしやすそうです。
そんなわけで、写真も撮りに行ったのですが、せっかく思いのこもったお写真があるので、そちらをいくつか使用させていただいております。
テーマである『自信』。
人は完璧ではなく、光も影も認識し、調和をとることで自分らしい存在として自信を持っていく。
単なる装飾品ではなく、パートナーとして自身とともにあってほしい、ichiを身につけることで自分自身の「調和」を保つキッカケになればという想いが込められています。
素敵な思いから生まれたガラスアクセサリー製品『ichi』シリーズ。
日常をもっと豊かに、自信にあふれる毎日を過ごすあなたの大切なパートナーに。
発売開始日:2022年11月17日(木)~ ※ピアス・イヤリングのフロストタイプは2022年12月末までの限定販売
販売店:アトリエiriser-イリゼ-(小高パイオニアヴィレッジ内)
※商品紹介写真については、アトリエiriser-イリゼ-様の許諾をいただき、下記サイトの素材を使用・加工させていただいております。
PR TIMES -『台湾から福島へ移住した職人がコロナ禍に届けたい想いをデザイン。ハンドメイドガラスアクセサリー「ichi」シリーズを11/17(木)にリリース』
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000037386.html
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アトリエiriser -イリゼ-
住所:〒979-2124福島県南相馬市小高区本町1-87(地図)
WEB:https://iriser.owb.jp/
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