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2023/03/22
双葉町に鎮座する「初発神社」にやってまいりました。
東日本大震災の記憶を語り継ぐ「東北お遍路プロジェクト」のスポットにもなっている神社です。
寛政3年(1791年)創建。
妙見信仰を行なっていた相馬藩によって建立された神社です。
1321年、相馬氏の祖先とされる相馬孫吾郎平重が、この土地の鎮守として妙見宮を祀ったことが由来。
歴史深い神社として代々地域の人々によって守られてきたわけですが、2011年に起きた東日本大震災によって社殿が損壊、早急な修繕が求められたのですが、3年以上ものあいだ立ち入ることができず、やむなく放置せざるを得ない状況にありました。
そうして2015年になり、ようやく立ち入り許可を得て様子を見たときには震災当時よりも損壊度が増してしまっていたとのことです。
神社の存在意義とは、ただ神様にお会いする場だけではありません。その地域を愛し、コミュニティの形成にも寄与するのです。
ましてや初発神社は、歴代の相馬藩の藩主を祀るお社ですから、このままではいけないと、氏子総代一同で”しめ縄”を製作、2015年12月23日に奉納しました。
そして、修繕資金をクラウドファンドで募ることで、ようやく2020年に社殿の再建にこぎつけることができました。
立ち入り制限が解除され、修繕された初発神社にはかつてほどではないにしろ、例祭のときだけでなく、日常的に参拝へ訪れる方々が少しずつ増えています。
願わくば、また昔のような、それでいて現代においても賑わいを見せるコミュニティの姿へ。
地域を見守る妙見様と共に。
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初発神社
住所:〒979-1471 福島県双葉郡双葉町長塚町50(地図)
東北お遍路プロジェクト
WEB:https://touhoku-ohenro.jp/
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