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2023/02/01
2022/12/27
2020/07/30
2022/12/28
2023/02/02
県内各地でたくさんのイベントが開催された
11/3(土・祝)、4(日)の2日間
福島・相双の現状と、辿ってきた歴史に触れる
『僕らの原町無線塔~相双旧軍遺構と産業めぐり町歩き』が催行されました。
主催されたのは静岡県熱海などで着地型観光プログラムを成功させてきた方や
日本中の近代化産業遺産の歴史観光を企画・運営している、J-ヘリテージ
いわきフラオンパクなどに携わっている方々。
香港から留学されている大学院生。
お母さんの実家が避難指示圏内のため震災発生以降はじめて現地に入る方。
何度も被災地支援のため足を運ばれている方。
仙台で被災地支援に携わっている方。
地元、南相馬のかわいい女の子と一緒のお父さん。
首都圏の東京・神奈川、仙台、相双から参加されました。
参加のみなさんはJR仙台までそれぞれ移動、JR亘理駅で合流。
クルマに分乗して、相馬・松川浦を経由され
初日11/3、ガイドをして下さる
「原町無線塔物語(1977)」「もう一つの相馬移民-海外移住編-」「原町陸軍飛行場ものがたり(1995)」など
多くの著作を持つ、原町市史の編纂にも加わられた、二上英朗さんとの
待合わせのJR原ノ町駅へ向かわれました。
(上記画像は、このツアーを主催された井上リサ先生より拝借しました)
JR原ノ町駅建設当時の様子などを二上先生から話があり
二上先生ご案内で「みうら食堂」で昼食。
(上記左画像は、このツアーを主催された井上リサ先生より拝借しました)
昼食の後は、二上先生のご案内で
『僕らの原町無線塔~相双旧軍遺構と産業めぐり町歩き』いちにちめ開始です。
相双旧軍遺構の旧陸軍飛行場跡に関するスポットを巡ります。
南相馬市原町区、夜の森公園の忠魂碑
南相馬市原町区、旧陸軍原町飛行場正門跡
機銃掃射のあとが残る雲雀ヶ原神社(航空神社)
いまなお残る旧陸軍飛行場格納庫の礎石
毎年慰霊祭が執り行われる陣ヶ崎公園墓地の慰霊碑
関東大震災の第一報を欧米へ打電した
東京タワーが建設されるまで東洋一の高さの
原町無線塔の頭頂部
甚大な津波被害から復旧し発電を再開した
相馬共同火力新地発電所
初日11/3の行程はここまで。
参加のみなさんから、「地元のスーパーで買い物をしたい」と
先日オープンしたばかりのスーパーシシドで
試験操業が開始され検査で未検出となり一般販売も始まった
相馬のミズダコなどを購入され
この日の宿、復興チャレンジにも参加されている相馬松川浦の「いさみや」さんへ。
[松川浦観光振興グループ](URL:http://matsukawaura.com/)
ふつかめ、11/4は「いさみや」さんを出発。
こちらも震災と津波で大きな被害を被りながら
再興のために歩み続ける「和田観光苺組合」を
山中組合長の案内で見学。
相馬市宇田川の鮭棚、手彫り三代、未だ完成をみない百尺観音
ツアーふつかめのお昼は、11/30(金)まで“復興チャレンジ第2弾”メニューを提供している
松川浦観光振興グループ参加の「たこ八」で
昼食後は、芝居小屋から映画館として地域に親しまれてきた
大正時代建設の姿を残す、南相馬市原町区の朝日座から
4月に警戒区域が解除された小高区を目指します。
JR小高駅には、訪問された方が想いを綴るノートだけが訪れる人を待っています。
震災発生から1年7ヶ月。
3/11のままの様子を伝える小高のまちと被災沿岸部をご覧になりながら
このツアーに合わせたかのように試験運転を開始したばかりの
東北電力原町火力発電所へ向かいます。
途中、参加の方からのリクエストで、こどもたちの笑い声が響いていた
原町シーサイドパークの90度傾斜の名物すべり台も見学。
シーサイドパークの高台からは原町火力が一望できます。
ツアーの締めくくりは、初日の案内をしてくださった二上先生が
このツアーの開催に合わせて展示していただいた
「原町陸軍飛行場と戦争遺物 巨大無線塔の近代産業遺跡巡る」展を南相馬市中央図書館へ。
今回の『僕らの原町無線塔~相双旧軍遺構と産業めぐり町歩き』ツアー初日のスポットが
さらに詳しく紹介されています。
(JR原ノ町駅すぐ、南相馬市中央図書館ギャラリーで11/11(日)まで展示中)
このツアーの様子は、主催の井上リサ先生をはじめ
参加された方々がそれぞれtwitter・facebookに投稿され
twitterアカウント @uozumihinata さんが
「東北復興観光◎南相馬市編【僕らの原町無線塔~相双旧軍遺構と産業めぐり町歩き】
ツイートアルバム(2012年11/3-4)」
として、まとめてくださっています。(URL:http://togetter.com/li/401973)
コメント & トラックバック
みうら食堂の主人(miuken)です。各地からの参加お疲れさまでした。
井上リサさまから、お便りをいただき、ありがとうございました。
みなさまの今後のご活躍をお祈り申しあげます。
お久しぶりです。
「いまなお残る旧陸軍飛行場格納庫の礎石」は
妻の実家のすぐ近くにあります。
右側の写真を見ると、看板が見えますが、中に
~記念として~と言う文言があります。
戦争の遺物を「記念」は如何なものかと。
せめて「記憶」とかに変更できないものでしょうか。
と、いつも思います。