【広野町】町の挑戦!国産バナナ「綺麗」...
2020/07/06
福島県双葉郡広野町に位置する二ツ沼総合公園。
その敷地内にある「トロピカルフルーツミュージアム」では、広野町産のバナナが栽培されています。
今回はその様子を取材させていただきました。
案内は二ツ沼総合公園の管理事務所である株式会社「広野町振興公社(敬称略)」の職員であり、
当施設「トロピカルフルーツミュージアム」館長の田村弘一さん。
さっそくバナナが栽培されているハウスへ案内していただきました。
室温は25~30℃で管理しているとのこと。
そういえば、バナナは植物学的には「木」ではなく「草」なのだそうです。
こんなに大きいのに草なのですね。初めて知りました。
バナナの実です。
間近で見る機会はほとんどなかったので驚きましたが、こんなにたくさん実っているのですね。
まだ青いですが既においしそうです。
バナナの実には紙製のカバーが付いています。これは太陽光が過剰に当たるのを防ぐためだそうです。
このように、定期的にカバーで包んでいる実の状態を確認します。
バナナは収穫ごとに株を切るそうです。切った株は、一枚ずつ乾燥させて和紙の材料などになるとのこと。
広野町内の学校でも卒業証書等に使用されたことがあります。
切った草は、このように切られたところからまた株が分かれて個別に成長していくとのことです。生命の力を感じます。
そのほか、コーヒーやパイナップル、パパイヤなども栽培されているそうです。
(コーヒー)
(パイナップル)
(パパイヤ)
ハウス内の見学を終えて、今度は栽培後のバナナなどを管理する事務所を案内していただきました。
ところで広野町産のバナナ、なんという名前かご存知でしょうか?
(広野町振興公社-パンフレットより)
このバナナの名前は『綺麗』といって、
350を超える一般公募の中から選ばれた名前、正式には
『朝陽に輝く水平線がとても綺麗なみかんの丘のある町のバナナ』
だそうです。
広野町を表した素敵な名前ですね。
そして、その愛称として付けられたのが『綺麗』になります。
この名前と愛称には、
広野町の美しい海辺や山並みが綺麗な自然の中で育ったこと、
そして震災で失われた広野町の元気を取り戻す、復興への誓い
といった想いが込められているとのことです。
農法にも工夫がされており、農業法人株式会社「D&Tファーム」(敬称略)...