【新地町】釣師防災緑地公園...
2020/12/07
新地町に新たに完成した大きな公園「釣師防災緑地公園」に行ってきました!
とても広いです!
新地町では、震災の被害を受けた沿岸部集落跡の釣師・埓浜地区に津波の力を減衰させ
漂流物を捕捉する役割を持ち合わせた防災緑地公園を整備しました。
道路は震災の教訓から、新設する避難道路には「踏み切り」をなくしたそう。
公園のすぐ近くにはパンプ自転車の体験/練習ができるスペースも設置されています。
このコースは大会が開催できる規模とのこと。
現在はパンプ自転車の魅力を発信することを目的に、毎月小学生向けのパンプ自転車教室を開催しています。
興味のある方はぜひ新地町役場のホームページをチェックしてみてくださいね。
さて、メインの公園ですが、海がすぐ近くに見えるような立地。
公園敷地内の高台の頂上からは周辺を見渡せます。
ここには震災復興の想いがつまった「想いの丘」という名前のモニュメントが建立。
そして東日本大震災発生時に津波が到達した地点だったことも記載されています。
また、公園をまたぐように遊歩道があるのですが、そこには「旧町道町裏線」という表示が。
つまり、いま公園のあるこの場所には震災前に道があったということなのでしょう。
その面影があたりにはほとんどなく、より一層この表示の重みを感じます。
でも遊歩道、実は落書きOKなんです!!
近くに設置されている公園管理事務所の受付で貸し出ししてもらえるチョークを使って
自由に落書きをすることができます!!
たとえ震災の爪痕を示す表示があれど、子どもたちが笑顔で落書きしている姿を見ると、沈んだ気持ちも安らぎます。
そのほか公園敷地内はたくさんの遊具に囲まれており、取材に行った際にはお子さんたちがたくさん遊具で遊んでいました。
遊具もユニークな名前のものがたくさん。
アイディアを考案した方々の名前も記されていました。
震災の影響を受けた土地を未来ある子どもたちのために再活用している新地町の防災緑地公園。
各所に震災の記憶を残しつつ、歩みを進めていこうという強い思いを感じました。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
釣師防災緑地公園
住所:〒979-2702...